物価高が続く現代では、会社員だけの収入ではなかなか上手くいかないことから、【副業】を視野に入れている人もいるのではないでしょうか?
実は私も子どもが幼い頃、Webライターで副収入を得て生活費に補填していました。
今も少しお仕事をさせていただきながら事業収入へ足しているのですが、最近ではWebスクールへの勧誘の動画をよく目にします。
Webスクールの広告には、
- 会社員を辞めて自由に過ごせる時間ができました!
- 毎日好きな時間に仕事をして、以前より収入アップしてます!
などなど…本当に自由に稼げるならと高額な授業料を支払って毎日勉強をしている方もいるのではと思います。
もちろん、勉強をすることはとても良いことですし、自分のスキルアップに役立てることができます。
しかし、実情はどの程度仕事があるのでしょうか?
そこで、Webライターとしての働き方やおおよその収入目安についてご紹介していきます。
Webライターとは?

そもそもWebライターとはどのような仕事なのでしょうか?
Webライターとは、インターネット上にある、さまざまな記事やコンテンツを執筆する専門家です。
- ブログ記事
- 企業のウェブサイト
- 商品を紹介した記事
- SNSへの投稿
- 動画のシナリオづくり
などなど、オンラインで公開される文章全般を作成する人を指します。
また、記事への注目度を集めるために、SEO対策やSNS集客を意識したライティングも求められることが多いです。
それでは、Webライターについての詳細を見ていきましょう。
Webライターの仕事内容は?
Webライターは主に以下のような仕事を行います。
- ニュースやコラム記事を執筆する
- 企業のウェブサイトやブログ記事の執筆
- 商品紹介やレビュー記事の執筆
- インタビュー記事の執筆
- SNS投稿記事の作成
- 動画のシナリオ作成
インターネットを開いて見ていると、気になるニュースや記事を見たことはありませんか?
気になる商品を検索すると口コミが出てきたり、口コミや使用感など商品の詳細をまとめた記事が出てくることがありますよね。
実は、そういう記事をWebライターが作成しています。
また、YouTubeでよく見かける【ゆっくり動画】などのシナリオも一般の方がライターとしてシナリオを作成して、動画編集者と共にWebライターが動画を作成しているんです。
専門家が書いている医療系のサイト記事も監修を医師がしているだけで、ライターが代わりに作成しているということもあります。
Webライターと一言で言っても仕事は多岐にわたり、さまざまな案件があるのがおわかりいただけるでしょう。
Webライターは誰でもできる?
Webライターは特別なスキルが無くてもできる仕事です。
資格も特に必要が無く、企業様のご要望に添った内容を執筆して納品すれば収入を得ることができます。
ただし、スキルは必要なくとも、SEOを意識した記事を作成することは企業様から求められることがあります。
SEOとは、【検索エンジン最適化】のことです。
自分が知りたい情報を検索窓に打ち込んで検索するというのは誰もがやったことのあるでしょう。
閲覧数が多ければ多いほど収入に結びついたり注目度を集められるので、SEO対策は必須となります。
現代では、AIも普及していてChatGTPなどを用いたライティングなども普及してきたので、かなり楽に記事を作成することができるようになってきました。
ただし、丸写しするとコピーライティングとして著作権に引っかかることもあるので注意が必要です。
Webライターの収入について

Webライターを副業として行うか、本業として行うかは取り組める時間によって決められます。
1日そのことだけを取り組むといっても、単価が低い物だと生活するには難しいでしょう。
そこで、Webライターの収入についてご紹介していきましょう。
Webライターの収入はピンキリ
Webライターの場合、月収5万円から30万円以上稼ぐ人もいるのが実情です。
この金額の差は【単価】によります。
Webライターの場合、一般企業に勤めて時給や月給をもらうのと違い、単価で収入が決まるため、文字単価や記事単価で収入に差が生まれます。
例えば、文字単価が0.3円だった場合、1文字が0.3円なので、3000文字の記事を納品すれば900円です。
1記事3000円と決まっていた場合は、文字数が多くても1記事3000円となります。
計算すると1文字が0.1円以下になることもざらにあります。
おおよそ3,000文字の記事を執筆するのには、3時間以上かかることがほとんどなので時給換算するとかなり低くなることが一般的です。
大体の企業が文字単価で計算してくれるところが多いので、選ぶポイントとしては文字単価が高い物にいきがちですが、文字単価が高い案件はそれなりのスキルを要求されます。
初心者のライターが挑戦するには少しハードルが高いかもしれませんね。
Webライターの年収は?
Webライターの収入がピンキリであることは先述した内容でおわかりいただけたと思いますが、おおよその年収はいくらくらいでしょうか?
副業として仕事終わりや休みを利用して取り組んだ場合は、年収が約50万円程度であるといわれています。
一方、フリーランスのWebライターとして1日取り組んだ場合でも約300万円だそうです。
ただし中では高単価の案件をかなりこなしたり、多くの企業様からお仕事を継続的にもらえる場合は300万円以上も目指せます。
つまり、Webライターだけで生活するには数多くの案件をこなせるほどのレスポンスの良さとスキルの高さを要求されるでしょう。

Webライターはどこで仕事を見つける?

さぁ今日からWebライターになろう!といっても、仕事は探して契約をしないと収入に結びつきません。
それでは、仕事はどのように探せば良いのでしょうか?
クラウドソーシングサイトで探す
クラウドソーシングサイトとは、企業や個人がインターネットを通じ、不特定多数の人に業務を委託(アウトソーシング)するためのプラットフォームのことです。
- クラウドワークス
- ランサーズ
- ココナラ
など、多くのクラウドソーシングサイトでWebライターの案件を探すことが可能です。
これらのサイトでは、案件の種類、報酬、必要なスキルなどが明確に記載されているため、自分に合った案件を見つけやすいのが特徴です。
サイトに登録し、プロフィールや実績・ポートフォリオを掲載することで、クライアントからのスカウトを得ることもできます。
求人サイトで探す
求人サイトはバイトや正社員など色んな職業を掲載したサイトですが、求人サイトでもWebライターの仕事を探すことができます。
- Indeed
- 求人ボックス
- スタンバイ
などの求人サイトで【Webライター】や【Webライティング】などのキーワードで検索すれば、さまざまな雇用形態のWebライター求人を見つけることが可能です。
サイトによっては、Webライターに特化した求人情報を提供している場合もあるので検索してみると湯良いでしょう。
ただし、初心者の方には少しハードルが高いので、ある程度実績や経験を積んでからの方が良いかもしれません。
Web制作会社のWebサイト
Web制作会社の中には、外部ライターを募集している場合があります。
インターネットの検索窓から【Web制作会社 ライター募集】と検索すると、条件に合う会社が見つけることができるでしょう。
その際には、ポートフォリオや自己PRを添えて応募するのがおすすめです。
継続的な案件に繋がる可能性があります。
SNSやブログを活用する
SNSやブログを個人で運営することは、自己PRから仕事に繋がる良いきっかけとなります。
特にブログは、【WordPress】で運営すればメディアへの入稿経験をアピールできるので、クライアントからの信頼を得やすくなるでしょう。
人脈から仕事へ繋げる
IT関連の交流会やセミナーに参加したり、知り合いに紹介してもらったりすることで、Webライターの仕事が見つけられることもあります。
また、Webライター向けの講座を受講することで、同じようにWebライターを目指す仲間と出会い、情報交換をすることも可能です。
今話題のWebスクールでも交流を持てる機会があるところもあるようなので、そういった場も仕事のきっかけとなるかもしれませんね。
Webライターのメリット・デメリット

Webライターになるには良いところもあれば、難しい部分もあります。
そこで、Webライターのメリット・デメリットについて見ていきましょう。
Webライターのメリット
- 時間や場所にとらわれないで働くことができる。
- 特別な資格やスキルが無くとも、未経験から始めやすい
- パソコンとインターネット環境があれば始められるため、初期費用を抑えられる
- 副業として比較的始めやすく、本業と並行して収入を得やすいのが特徴
- 文章力が向上してスキルアップに繋げられる
- 納期さえ守れば、自分のペースで仕事ができる
- 成果が目に見える
- 様々な分野の知識が身につく
なんといってもローコストから始められて、特別なスキルが無くても挑戦できる仕事なので、副業として取り組めるといった事が大きなメリットと言えます。
コツコツとこなしてスキルアップしていけば、実績も上がるので新たな案件を得ることも夢ではありません。
自分の時間を有効活用して取り組めるのも大きなポイントです。
Webライターのデメリット
- 初心者の場合は案件を獲得することが難しい
- 完全出来高制のため、収入が不安定
- 継続的な努力が必要
- 納期に追われるプレッシャーに耐える必要がある
- クライアントとのやり取りを密に行わなければならない
- 一人で作業することが多いため、孤独を感じやすい
- 長時間パソコンに向かうため、肩こりや腰痛・眼精疲労などの身体的な負担が生じることがある
- スキル不足により、低単価の仕事しか請け負えない
- 情報収集に時間がかかってなかなか記事の執筆が進まない
- 文章を書くのが苦手な人には向かない
Webライターは記事を書くことで生業とします。
そのため、文章を書くことに抵抗があったり苦手な人には不向きです。
また、完全出来高制であるため、納品と修正を繰り返している中で挫折してしまう人もいます。
情報を仕入れては打ち込んでの繰り返しでかなりの時間がかかるため、苦痛に感じる人も少なくないでしょう。
根気があって文章を書くことに抵抗がない人には向いていますが、それが難しい場合はやめておいた方が無難でしょう。
まとめ
近年、副業としてWebを活用した仕事が多くで回っていますが、実はそれをカモにした詐欺もあります。
Webスクールもそんなに安いものでもなく、授業料を支払って受けたとしても、仕事が確実にそこで見つかるわけではありません。
基本的なことだけ学んでも、企業様の要望に応えられなければ仕事に繋げることは難しいと言えます。
実際、私も副業として取り組んだときは、月に10万円程度稼ぐのが精一杯でした。
1日パソコンと向き合って子育てをしていたので、肩こりや眼精疲労・頭痛に悩んだときもあります。
ただし、副業として取り組みやすい職種ではあるので、興味があればクラウドソーシングサイトの初心者向けの案件から始めて見ると良いかもしれません。
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